受験のための準備期間
時間に余裕があるにこしたことはりません。小学校受験はお子さま・お母さま・お父さまを含めた「ご家庭の総合力」が試される場です。
当教室においては、二年間をお子さまの心身のスキルアップについやすことができる『三・四歳児の四月』を受験のための準備をスタートさせるひとつの目安と考えております。
受験する年度から学習プリントなどの教材は完全受験対応のものになります。レッスンもほぼマンツーマンとなり、本番を想定した実戦形式に近いものとなります。
この時期にいかに豊富な語彙力や高い理解力・表現力を身につけるかが受験合格の鍵となります。
面接とは
学校ごとに面接の方法は異なります。まず志望校がどのような面接形式を採択しているのか、お母様がそれを正しく理解することが重要です。
母子共々、質問には様々な傾向がありますが、どの学校も面接の際の姿勢や態度を重視していることにかわりはありません。中にはお子様以上にお母様ご自身が緊張してしまうケースもしばしばです。
直前であわてたりせぬよう、当人だけでなくご両親も事前にしっかりと準備しておく必要があります。
最新の時事問題についてふいに意見を求められた、という例もありますので、ニュースや社会情勢にもある程度通じていた方がよいでしょう。
「見られているのは我が子だけ」とつい思ってしまいがちですが、ご両親にもお子様と同じくらい観察の目は向けられています。
行動観察とは
近年、小学校受験において最も重要視されている項目の一つです。そのねらいは「社会性と協調性を持ち、集団の中で円滑に生活することができるか」を厳しくチェックすることにあります。
面接や筆記試験とは異なり、比較的ゆったりとした雰囲気の中で行われることが多いため、つい「地」が出てしまうことも。
筆記などに比べ、その子の本質が表れやすく、それだけに「一夜漬けの特訓」がききにくい試験でもあります。
『どんな状況下でも自然に自分の良さを表現することができる』
簡単そうでいて、この年齢では難しいこの課題をクリアすることが合格への大きな足がかりとなります。
夏休みの過し方
小学受験は通常十二月(年内)に行われるため、年長さんの夏休み期間が実質試験前の最後の休暇となります。ここの過ごしかたが合否を分ける一つの鍵となります。
幼児の数週間は大人の数年分にも匹敵すると言われています。本番直前であるこの時期にいかに実力を伸ばし、人格的にも「お母さんにくっついている幼児」から、学校へ通う「小さなお兄さん・お姉さん」へとステップアップできるか、それによって合否の行方が決まるといっても過言ではありません。
また、この時期は最新の小学入試動向が出揃う時期でもあり、より本番に近い実戦形式の練習を重ねることが可能になります。
いずれにせよ、入念な準備が、母子共に面接・試験当日の平常心につながることは間違いありません。
年間スケジュール
以下は、当教室における小学校受験をするお子様とお母様のための年間スケジュールの一例です。ぜひ参考になさってみてください。