入学願書とは
受験に際し、入学願書は必ず提出しなければならない重要書類の一つです。
そこには受験希望者の氏名、家族構成、入学希望理由などを記していくのですが、そこで記入したことは、単に志願者の情報としてのみならず、お子様がどういった子であるのか、またその家庭がどういったご家庭であるかを面接の先生方が知るための大切な判断材料となります。
当然、単に記入欄を埋めて提出すればいいというようなものではなく、そこには合格するための書き方、メソッドというものがあります。
当教室は過去の実績から、合格するための膨大なノウハウを有しています。
その中から一部をご紹介いたしましょう。
入学願書の役割を理解する
近年の小学校受験は主にこの三つの要素によって成り立っています。
・ペーパーテスト
・行動観察
・面接
どの要素にどれだけの比重を置くかは学校によって変わりますが、この三つの要素にバランスよく対応できるお子様が教育の現場で求められていることはまちがいありません。
入学願書はこの三つに先立つかたちで学校側に提出するいわば受験の『トップバッター』であり、そこに記した内容を入念に調べられたのち、面接時に再び使用されると言う意味で、受験生の合否を決定するためのもっとも重要な判断材料となります。
自覚的なご両親はそれを常に頭に置き、一字一句決しておろそかにせず、最大限の力を注いで少しでもよいものを提出しようとします。
そうした細かい意識の差が、のちに合否の差となって現れてくるのです。
さいごに
受験に関するすべての事柄に言えることですが、入学願書を書くこともまた「一夜づけ」が効きにくい分野の一つです。
どの学校も願書提出は10月くらい。
当教室にも、毎年直前になって「なんとか合格したいんですが……」とあわてて入塾を希望されるご両親がいらっしゃいますが、受験に対する準備は早ければ早いほどいいのはあらためて申し上げるまでもありません。
三年前から受験に対する準備してきたご両親と、二ヶ月前に急きょ準備を始めたご両親の間に差が出来るのは当然です。
入学希望者を審査するというのは、生徒の質を維持するという意味において、学校側にとってもたいへん重要なお仕事のひとつです。
当然、それを担当される先生がたは実力、経験共に豊富な方たちばかりですから、少々のごまかしは通用しません。つけ焼き刃は必ずばれてしまいます。
前もってお子様、ご両親ともにしっかりと準備をし、受験というものに真摯にむきあい、頭や考えを整理しておくことが晴れて合格発表当日に、「合格!」という通知を受け取る唯一の道なのです。